男性と女性、身長の高さに差があるのはなぜ?

Vol. 533
 男性と女性、身長の高さに差があるのはなぜ?

男性と女性で身長差があるのは、ホルモンの関係だと考えられており、女性は男性よりも早く骨の成長が止まってしまう。これは女性ホルモンの作用で、女性は思春期から急速に女性らしい体を形成していくために、骨の成長が早く止まってしまうのだ。

骨が伸びる状況を、骨端線が開いていると呼び、骨端線とは骨の端にある成長軟骨のことで、レントゲンで見ると成長した骨と骨端線に隙間が見えることから開いていると表現される。逆に骨端線が閉じているとは、成長軟骨と骨が完全にくっ付いて1つの骨になって成長が止まった状態を表す。女性ホルモンは骨端線に閉じる作用をもたらすため、女性は早く骨の成長が止まり、従って身長が伸びないのである。