動物界の真理、心拍数と寿命の深い関連性

Vol. 547
 動物界の真理、心拍数と寿命の深い関連性

心臓の鼓動について、絶対的な法則性までとは言えないが、体の大きさと寿命を考えた時に、生涯の鼓動数がある程度決まっているという興味深い発表がある。それは大きな動物ほど鼓動は遅く、小さな動物ほど鼓動が速いこと、大きな動物は寿命が長く、小さな動物は寿命が短い傾向から考えだされた推論だ。つまり体が大きく鼓動が遅ければ、より長く生きるということになるのだが、果たして同一種における鼓動のスピードが寿命に影響しているかは定かではない。

人間の一生における鼓動数は20億程度だと言われている。もし鼓動数に限界があるのであれば、鼓動を遅くすると長生きできる理屈だが、心拍数の低下が生命の危機であることは周知の事実だ。逆に運動を日課にしていると、運動の間は鼓動が激しくなり短命かと言えばそうでもなく、むしろ健康的と言われるくらいなので、やはりそう簡単でもないのだろう。