盆踊りのルーツは、踊りに合わせて念仏を唱える念仏踊り(踊る人と念仏を唱える人は別)にあるという。念仏によって救済される喜びは踊りとなって表現され、それがお盆という行事と融合して、「お盆には盆踊り」という現在の習慣になったと言われている。
現代で実際に行われている盆踊りは念仏がBGMではないだろうから、お盆の時期に開催されるイベントであって供養とは結びついていないし、先祖への供養の念を持って踊っている人も少ないだろう。次に帰省して盆踊り会場に足を踏み入れることがあったら、先祖を思いながら踊ってみるのも一考だ。