日本には地域に分かれて日本銀行が存在する。銀行名に「日本」と付いているだけに、政府機関の一部と考えられがちだが、日本銀行は正確には認可法人であり、政府機関や株式会社ではありません。
一般の人が日本銀行に口座を持つことができない性質上、日常的に日本銀行が生活に関与することは少ない。しかし、日本銀行の大きな役割は3つあり、それはいずれも生活にとって密着しているため、日本銀行が何を行っているか知っておくのは良いことだ。
日本銀行の役割の1つは、ズバリお金を発行することである。正確には日本銀行で印刷しているのではなく、国立印刷局によって印刷され、日本銀行が買い取って日本銀行券として発行する。紙幣には必ず日本銀行券と書かれており、文字は小さいがお札の中央最下部に「国立印刷局製造」と書かれているので確かめてみると良い。
もう1つが、他の銀行と取引を行うことで、銀行の銀行と呼ばれるように、日本銀行へ各銀行が預金したり、日本銀行が各銀行へ貸し付けたりするための銀行になっている。
最後に、日本銀行は政府のための銀行でもあるという点だ。日本銀行には政府の口座があり、出納に使われているという特殊な銀行なのである。