船酔いと陸酔いの関係

Vol. 582
 船酔いと陸酔いの関係

船に乗ることを職業としている人達にとって、船酔いなどあってはならないのは当然だろう。特に海上で治安維持を目的として行動している巡視船などは、乗員が船酔いしていては困る。とはいえ、船乗りの全員が船酔いをしないと思ったら大間違いで、新米の頃はやはり船酔いをする人が多くいる。それでも人間の適応力は素晴らしく、三半規管が徐々に環境に適応していって、船上で普通に生活できるようになっていくのだ。

しかし、ここで問題になるのが、船酔いの逆で陸酔いと言われる症状で、揺れることが常であるから、揺れないことが異常環境となるために、下船して陸に上がると酔ってしまう。船に乗る期間が長いと、体が慣れきって揺れていないとおかしいと体が思ってしまうのである。