七福神の日本の神様は恵比寿様ただ一人

Vol. 605
 七福神の日本の神様は恵比寿様ただ一人

正月に七福神めぐりをしたことがあるだろうか。ご利益を得ようと、各神様を祀ってある寺社を1つずつ訪れ、七福神の全てに参拝するという習慣である。

どの寺社にどの神様が祀ってあるかというのは、一般的にあまり知られてはおらず、手当たり次第に1つ1つ訪れているようではとても参拝しきれない。そこで、地域の七福神を祀ってある寺社をまとめた本やホームページなどを参考に、近場の寺社を回るのが通常だ。

その七福神は、7人の神様のうち、日本の神様は商売の神様といわれる恵比寿ただ1人で、残りはインドと中国に分かれている。布袋、寿老人、福禄寿は中国から、弁財天、毘沙門天、大黒天はインドから伝わってきた神様だ。「七難を避けて七福を生ず」ために、ほとんどが外国出身の七福神を崇めている。