Vol. 627
なぜ?アップル社のロゴマークのリンゴがかじられている理由
古くからコンピュータを使っている人なら、iPhoneやiPodで大成功しているアップル社のリンゴを使ったロゴマークが、6色の縞模様だったことを知っている。色はやがて単色に変わったが、リンゴのロゴマークは変わらず、かじられているデザインも変わっていない。
初期の製品こそアップル(Apple)と名の付く機種だったものの、既に成功していたアップル社が送り出したマッキントッシュ(Macintosh、通称マック)は、当時文字ベースのパソコンしかない時代にとって強烈なインパクトを与え、やがて世界を席巻するWindowsもそのコンセプトを取り入れていくほど影響力のある存在だった。
創業当初のアップルは、現在のデザインではなく、バイト(byte)というコンピュータの情報単位と、かじる(bite)を引っ掛けてリンゴがかじられているデザインに変わったとされる。ロゴデザインはこの説で固まりつつあるが、アップル社の公表はなく真実であるかどうかは定かではない。なぜリンゴだったのか、つまりなぜアップルという社名だったのかという点についても、諸説あって公表されてはいない。