Vol. 640
日本の総理大臣と世界の首脳の平均在任期間
日本の総理大臣は世界の国の首脳に比べて、圧倒的に在任期間が短いのは良く知られており、重要な国際会合のたびに違う首相が出向くなど普通になっている。日本の総理大臣は平均すると2年2ヵ月程度、他の国なら4年程度は普通に在任し、国の舵取りが短期間でできないのは当然だ。これは、日本という国にとって決して良い状況とはいえないものの、日本では政権が変わらなくても、党の代表任期と派閥争いによって首相が簡単に変わってしまうという側面が大きい。
日本では、何を為すかではなく、どれだけ大衆に人気があり、選挙で勝てるかどうかが総理大臣(党首)を継続できる基準になる。国会議員と党員で選ぶといっても、人気を維持し選挙で結果を出さなければ退陣しなくてはならない。