世界三大宗教にヒンドゥー教は入っていない

Vol. 644
 世界三大宗教にヒンドゥー教は入っていない

世界の3大宗教という言葉を知っているだろうか。キリスト教、イスラム教、仏教をそう呼ぶのだが、宗教人口が多いヒンドゥー教ではなく仏教が入っている。これには理由があり、ヒンドゥー教のようにインドという限られた地域で信仰されている宗教ではなく、国を超えた広い地域で信仰されて影響力が大きい宗教が選ばれている。

宗教には必ず開祖がいて、キリスト教ならイエス・キリスト、イスラム教ならムハンマド、仏教ならブッダ(釈迦)である。実在したこの3人は、それぞれ違う時代に生き、3人の中ではムハンマドが一番若い。

西暦はキリストを起源としているので、キリストは元年生まれになり、ムハンマドは570年頃の生まれ、釈迦は諸説あって紀元前600年代から紀元前400年代まで幅広いが、前出の2人よりもかなり古い。ムハンマドがキリストより後なのは当然で、イスラム教はキリスト教から影響を受けているためだ。