目が充血する原因

Vol. 666
 目が充血する原因

目の充血は、目の血管が拡張して血流が増えたときにおこる。普段は細い血管であるため白目に隠されて目立たないが、全体的に血流が増えると外から見えるほど赤くなってしまうのだ。血流が増える原因は、血液中の酸素や栄養を目が欲しているからに他ならず、目も補給が大切なのである。

充血しているとき、目薬を使って和らげることも可能だ。このような目的の目薬には、血管を収縮させる成分があり、拡張した血管が収縮すると元のように赤い色は目立たなくなる。しかし、病気による充血を除き、目が補給を要求している充血を強制的に目薬で抑えることは、少なくとも良い方法とはいえない。充血の緩和には目を使わないことが一番であり、対処療法によって改善することは体の自然な機能に逆らっているのである。