ホワイトチョコはチョコレートの仲間?

Vol. 670
 ホワイトチョコはチョコレートの仲間?

チョコレートと言えば、子供から大人まで嫌いという人はあまり聞かないほどで、甘く独特の風味が好まれ、抗酸化作用があることでも知られている。そんなチョコレートだが、色が白いホワイトチョコになると評価が両極端になる。ホワイトチョコはチョコではないと言い切る人がいるかと思えば、ホワイトチョコを好んで食べる人がいるくらいだ。

ではホワイトチョコがチョコであるかという点だけなら、まぎれもなくチョコである。チョコレートは成分によって扱い(表記)が変わるが、ホワイトチョコの場合にはチョコレートとしての部類に該当するためである。

チョコレートの色と風味を決めるのはカカオマスというカカオ豆を炒って粉砕したものだが、ホワイトチョコの場合にはカカオマスを絞って作られるココアバターを主原料としている。カカオマスが入らないのでクリーム色になっているのだ。ホワイトチョコがチョコレートであることを頑なに認めないとしても、そう言いつつ結局ホワイト「チョコ」と呼んでいるのだから実は大きな問題ではないのかも知れない。