学生のノートとしてだけではなく、社会人でも日々の業務についてメモをとったり、仕事で得た知識をまとめたりと、何かと利用される大学ノート。なぜ大学なのか、そしてどこの大学なのか考えたところで、大学ノートそのものは変わらないので意味はないが、不思議に思ったことは解決しておくべきである。
だが、残念なことに大学ノートの「大学」については確固たる由来がない。それでも有力な説はあり、東京大学(旧東京帝国大学)の近くの文房具店で最初に売り出されたのが、大学ノートの始まりだといわれている。
ノートとして冊子状になった形状は、ノートが必須の大学生にとって評判が良かった。しかし、このノートは洋紙を使っていたため、広く一般に使うには高価すぎたという。東京帝国大学に入るほどの学生でなければ、そのような高価なノートを使えないというのが、大学ノートの由来とされている。