ドラム式洗濯機と普通の洗濯機の違い

Vol. 716
 ドラム式洗濯機と普通の洗濯機の違い

手洗いでの洗濯の方法にはいくつかあり、揉み洗い、押し洗いなどの他に叩き洗いがある。洗濯板を使っていた時代には、衣類を洗濯板に叩きつけたり、棒などで衣類を叩いたりする方法だ。この叩き洗いを利用しているのがドラム式洗濯機で、横に回転するドラムによって、上に持ち上げられた洗濯物が下に落ち、そしてまた上へ運ばれるという工程を繰り返す。

ドラム式洗濯機のメリットは、節水と乾燥にあって、ドラムに水を充満することはないため節水が可能で、乾燥機はコインランドリーで見かけるように、乾燥はドラム式に完全に分がある。ただし、水が少ないということはそれだけ洗剤の量も少なくなり、節約に繋がっても洗浄力が失われるのを避けられない。縦型の洗濯機のように、大量の水でじゃぶじゃぶと洗ったほうが汚れが落ちやすいのは当然なので、普段の洗濯物の程度によって選ぶのが得策である。