ハムとソーセージの違い

Vol. 738
 ハムとソーセージの違い

ハムとソーセージの違いはいくつかあり、決定的な違いは、ハムが肉の塊を使うのに対し、ソーセージはひき肉を使う点だ。それゆえにソーセージには「あらびき」という名称が付き、ハムにあらびきがあったら、それは既にハムではない。

また、ソーセージはひき肉を加工するという都合上、他の肉や添加物を加えることができる。5本程度入って2パック一緒に売っているような、高価なソーセージは豚肉を原料としているが、大きな袋に徳用品として売られているソーセージは、鶏肉が混じっており一般に食味が劣る。

また、日本独自に普及しているハム製品としてプレスハムがある。プレスハムは、つなぎ肉として豚肉以外の肉(牛や羊など)が混じっており、肉の塊ではないため、半端な肉からも製造できるというメリットがある。ハムという名称が付いているが、ハムの定義を厳密に考えると除外されてしまう。