パンチパーマの「パンチ」ってどんな意味?

Vol. 754
 パンチパーマの「パンチ」ってどんな意味?

70年代以降の男のヘアスタイルといえば、今は極端に少なくなったパンチパーマがある。単なる髪型であるにもかかわらず、なぜか裏社会の人々に好まれ、いまだにパンチパーマというだけで威圧感があるのは不思議なものだ。

パンチパーマは、北九州の理容師が最初に開発したといわれる。その際にパンチアイロンというヘアアイロンを改造して使用したことが、その名前の由来とされているが定かではない。だが、パンチパーマというヘアスタイルは全国的に大流行した。

パンチパーマ用のヘアアイロンは非常に細い。そして、パンチパーマで威圧感を出すためには短くなければならない。必然的に頭皮に近いところで巻いてカールを付けるので、短いパンチパーマは高度な技術と集中力を要するヘアスタイルだ。しかも客が堅気ではないかもしれないとなったら…理容師は緊張の連続だろう。