日本で最も人口が多い東京都においては、当然ながら利便性の高さから生活費が高くなる。世界的にみても東京の生活費の高さは目立ち、2014年のイギリスの調査機関の公表では、ようやく1位から転落したという始末である。
生活費が高いということは、即ち物価が高いことにも直結する。物価というのは所得水準などを考慮しなくては意味がないが、それにしても東京ではちょっと出掛けたつもりでも、移動するだけでお金が掛かるし、食べ物を安く食べるということ自体がとても難しい。東京がランクダウンしたのは、単純に円安の影響である可能性が高く、一般庶民にとっては何の気休めにもならないのだ。