指の関節がポキポキと鳴らせるのはどういう仕組み?

Vol. 777
 指の関節がポキポキと鳴らせるのはどういう仕組み?

クラッキングと呼ばれる指を鳴らす行為と、威嚇行動の関連性はともかく、指を鳴らす人にはなぜか常習性があり、何か快感に繋がる状況が起きているという説がある。そして指が鳴る原理についても諸説あって、気泡がはじける音であるという説が支持を得ている。

指を鳴らす人なら直ぐにわかるが、指を鳴らすには日常生活上では掛かることのない方向、もしくは掛かることのない荷重を加える必要がある。このときに関節内部では、関節を滑らかに動かすための滑液が、圧力の変化によって気泡化し、正常圧に戻るときに気泡がはじけるので音がするという理論だ。指程度なら大したことにならないが、普段曲がらない方向に関節を曲げて音を出す行為は、必ずしも良い結果を生まない点には注意が必要である。