人間も同じように家族という集団で生活する生き物だが、人間と同じように、ゾウには葬式をしているかのような習慣が確認されている。それがもし本当に葬式であるなら、人間とあまり変わらない行動をとるのだ。
ゾウの場合、死に絶えたゾウの周りを取り囲み、亡骸に鼻をつけて撫でるような仕草や臭いを嗅ぐような仕草をする。この行動の意味することは不明だとはいえ、人間でも永遠の別れを惜しむあまり、棺を取り囲んで聞こえるはずもない声を掛けたりするのと極めて同じように思えてしまう。
実際のところ、息絶えているのか動けない状態であるかの判断は、集団生活において少なからず必要であるため、単に死んでいることの確認なのかもしれない。それでも高い知能を確認されているゾウだからこそ、葬式ではないかと推測されている。