Vol. 785
マリオの名前になる前は「ジャンプマン」という名前だった
人気ゲームキャラクタのマリオがゲーム界に登場したのは、アーケードゲームのドンキーコングであるのは、マリオに詳しい人なら常識かもしれない。だがこの時は、まだマリオと呼ばれていなかった。マリオと名付けられたのは「ドンキーコングJr.」が発売される時で、それまでマリオは色々な名前で呼ばれていたのである。
その中の1つに「ジャンプマン」という呼び方がある。ドンキーコングが画面の上から斜面を使って落としてくる樽を、ジャンプして巧みにかわさなければゲームが進行できないのだが、開発当初はジャンプさせるつもりではなく、ドンキーコングはスティックだけで遊ぶゲームとして開発が進められていたそうである。
そのような背景の中で、ジャンプさせることに発展した結果のジャンプマンなのだ。もっとも、ドンキーコングにおけるマリオは、プレイヤーとして操作するにもかかわらず、ゲーム名がドンキーコングである点を考えれば、名付けても意味がなかったのかもしれない。