Vol. 787
日本のプロ野球とメジャーリーグ、投手ローテーションの違い
日本のプロ野球では、基本的に週に6試合のうち、1試合を1人の投手が先発する。シーズン終了前でどうしても力のある投手の登板させる場合や、投手が足りなくなり緊急登板、日本シリーズで2回投げるということはあるが、ローテーションを崩すと誰かに必ず疲労のしわ寄せが来るので、ローテーションを守れるチームは後半まで成績が崩れにくい。
これが大リーグになると、基本的に5人の投手を中4日で回すローテーションが主流だ。そして1シーズンの試合数も多いので、さぞかし投手は大変だろうと考えてしまう。
ところが、大リーグでは投手に完投を求めない。日本では完投することが戦力の温存に繋がるので歓迎されるが、ローテーションが短い分、消耗品である投手の肩を酷使しないように100球前後で交代される。
この方式が日本のピッチャーに有利か不利か考えると、日本で先発投手として活躍していたのであれば、まだ投げられるのに…という機会が多いと思われる。立ち上がりの良い投手は成績を残せるが、尻上がりに調子を上げるタイプは苦戦かもしれない。