Vol. 791
電車が無料の幼稚園児は団体でも無料で乗れるの?
幼児や乳児には、多くの乗り物で運賃が無料という料金体系がある。それがないと小さい子を抱えたお母さんは、毎回2人分の運賃を支払わなくてはならず、抱きかかえて座席を1人分しか使用しなくても支払うのは負担が大きいからだ。
鉄道の旅客営業規則には、大人(12歳以上)、小児(6歳以上)、幼児(6歳未満)、乳児(1歳未満)という区分けがあって、幼稚園児の場合には6歳未満で小学校入学前であることから幼児に該当する。小学校になれば小児、中学校からは大人扱いで、概ね業界で統一されている。
いくら無料といっても、幼稚園児が団体で旅行する場合、全て無料というわけにはいかない。幼児が無料になるためには、随伴者(小児以上の同伴者)が付いており、なおかつ2人までという制限があるためである。2人までは幼児として無料、3人目から小児扱いの料金となる。
ちなみに寝台の場合、大人は2人で1つということができないが、小児、幼児、乳児については2人で1つの寝台(大人と一緒でも可)を利用することができ、寝台券は2人につき1人分で済む。