疲れた時に甘いものを食べるのは正解?

Vol. 818
 疲れた時に甘いものを食べるのは正解?

疲れにも2種類あって、外で体力を使う行動をすると体が疲れるし、室内で頭をフル回転させると、脳が疲れるという変な気分になる。どちらもぐったりしてしまい、もうやる気が起きない…となるのだが、体力は休むと回復しても、頭を使った疲れは簡単には回復しない。

デスクワークを行うOLなどは、そんなとき、飴や小さなチョコレートなど、甘いものについ手を伸ばしがちだ。この原理は単純で、疲れるという現象はエネルギー源である糖を消費しているため、ガス欠を起こしている。甘いお菓子は、手軽に糖を補給して血糖値を上げ、脳に糖を補給する手段として優れているのだ。

ところが、即効性があるだけに反作用もあり、血糖値を下げるインシュリンも分泌される。その結果、甘いもので補給されたエネルギーは長続きしないので、ついついまた甘いものに手が伸びて、しまいには癖になってしまい、ダイエットが必要になってしまう。

結論から言えば、タンパク質を含む食事で補うのが最適な方法で、人間というのは疲れたらお腹が空くようにできており、逆らって甘いもので対処するのは効果的ではないのである。