円周率の3.14は紀元前2000年から存在していた

Vol. 861
 円周率の3.14は紀元前2000年から存在していた

どこまでを古代と呼ぶかによるが、少なくとも紀元前までの世界だと考えても、かなり高い精度で円周率を扱っている。紀元前2000年のバビロニアでは、3.14285や3.125が使われていたと考えられており、その時代でもそれだけの数学的な知識があったことは驚きだ。

同じく古代文明が栄えたエジプトでも、3.16と近いところまできている。時代は進み、古代ギリシャのアルキメデスが登場すると、3.14084から3.14286という高い精度まで辿り着いた。さすがはその名が知られるアルキメデスといったところだろう。