観光地で良く売れる１つが絵ハガキであることは疑いようもない。通信手段としてのハガキの用途だけではなく、記念としても購入されるので、どの観光地でも多くの種類の絵ハガキが用意されている。そしてそれらの絵ハガキにはことごとく観光客が写っていないのだ。
当たり前の話ではあるが、建物や風景を記録するのに、目的外である観光客は不要である。しかし、たくさんの観光客が訪れる観光地で、人がいない瞬間などほとんどあり得ない。ではどうやって人がいない観光地を撮影するのだろうか？
これにはアナログ的な方法とデジタル的な方法の２つがあり、アナログ的な方法とは、ひたすら人がいない瞬間を狙う、建物などは公開される前に撮影してしまう方法だ。デジタル的な方法とは、何枚か固定アングルで撮影した写真をデジタル合成する方法で、どこかに人が写っていても、他の写真ではその場所に人がいなければ、合成して人がいない写真は作成可能である。
