火星に生命がいる可能性はあるのか?

Vol. 868
 火星に生命がいる可能性はあるのか?

地球外の生命体を求めて、いろいろな星に無人探査機は送られてきたが、火星はアメリカのNASAが行っている探査計画によって、多くのことがわかりつつある。その1つが火星に水(もしくは氷)が存在した可能性があるという点だ。

水は、少なくとも地球上の生物にとって重要な役割を果たしている。同じように生命体を考えた場合には、火星にも水がなければ生命体の存在は可能性が低くなり、水の存在が確認できれば、過去の一時期だけでも生命体が存在した可能性が高くなるのは確かである。いずれは有人探査も各国が視野に入れており、これからも火星探査は続くだろう。

太陽系で見て地球の両側にある金星と火星を比べると、いずれも大気の問題はあるにせよ、温度面で圧倒的に火星の方が人間が存在するには有利で、もしかしたら将来は火星に移住できる時代がくるのかもしれない。逆に火星人が存在したら地球へ…と想像を膨らませることができるのは、火星の謎が解き明かされていないからなのである。