福耳の由来〜福耳にはどんな意味がある?

Vol. 869
 福耳の由来〜福耳にはどんな意味がある?

耳たぶが大きくて垂れ下がっている耳を福耳といって、金運が強いという説が世の中にはまかり通っている。

福耳は、耳が長く垂れ下がっていることから、財福の神とされる大黒天にあやかっている。また、釈迦像(仏像)でも福耳になっており、これは三十二相八十種好という特徴の1つで、お釈迦さまにあやかる気持ちもあるだろう。

そもそも福耳と呼ばれるような形の耳たぶを持つ人が少ないことから、福耳を持って成功した人では何かと福耳が取りざたされるだけだ。数多くいる成功者で福耳の割合が高いなどという統計はない。当たり前だが福耳に科学的根拠などなく、いちいち根拠を求めていたら、こういった類の話は大抵が無意味になってつまらない。福耳説を信じるとして、素養はあっても実行しなければ何も起きず、福耳が金運をもたらすのではなく、金運を掴んだ人の中に福耳が存在したというところだろうか。