地球は地軸が傾いて自転しており、さらに太陽の周りを公転していることは、日本のような中緯度の国に四季折々の様相をみせる原因になっている。季節によって異なる太陽の位置は、日照時間や温度に大きく影響し、それに合わせて人間をはじめ生物達は生活しているのだ。
西から東へ時計の反対周りに自転していることは、常に太陽が東から昇って西に沈むことを意味している。しかし昇って沈むのは、自転によって太陽の光があたる面(昼)とあたらない面(夜)があるからで、常に太陽の光があたっていれば、太陽は沈むことはない。
そんなことがあるのかと思うかもしれないが、北極や南極に近づくにつれて昼と夜の時間差は大きくなり、地軸が傾いているために、ある程度の緯度に達すると、そこからは昼だけまたは夜だけになってしまうのだ。
一日中昼であっても、自転があるので太陽の位置は変わる。極地の夏(北極と南極では季節が正反対)では、水平線に近いところを太陽が通過する。一日中昼だと猛暑になりそうだが、高度が低いので暖まりにくく、やはり極地は寒いのである。